では、実際にアルバイトをしていなくてもキャッシングできる可能性はあるのでしょうか？ 　確認していきましょう。

アルバイトをしていない学生は無職扱い

結論から言ってしまえば、アルバイトをしておらず、無収入の学生はキャッシング会社から無職と判断されるので返済能力なしと看做され審査に通ることはありません。審査に通らないということは当然、キャッシングすることも叶いません。

無収入はキャッシング会社の審査条件ではじかれる

あなたは、仲は良いけどアルバイトはしていない友人にまとまったお金を貸せますか？よほどのお人好しでない限り、貸せないと思います。特にキャッシング会社は商売としてお金を貸していますし、あなたとの間に特別な信頼関係もありませんから、返済能力がない人に貸すのはリスクになってしまいます。なので、あらかじめ各キャッシング会社には前提として収入のない人への融資をしない事を条件にしていることがほとんどです。 「信頼」と「信用」は似ているようで違う言葉なのです。

アルバイトでも良いので収入があればキャッシング可能

逆に学生も、アルバイトをして定期的な収入があるなら返済能力があると判断してくれるので、キャッシングの審査の通過に大きく前進できます。 アルバイトをしているけど、急な用事や出来事でまとまったお金が必要になったという人は、すんなりキャッシングまで行くと思いますので、安心してください。

散々審査に通らない、キャッシングできないといいましたが、あくまで基本的にはということになります。ある条件を満たせば、アルバイトをしていない無収入で無職扱いの学生でもキャッシングできる可能性があります。

内定済みの学生なら内定者ローン

既に就職が決まって新しい生活や就活費用などでお金を使ってしまって生活費が払えないなど、お金が必要になった人におすすめの方法が内定者ローンです。内定者ローンは会社に内定が決まった学生が利用できるもので、地方の銀行などが実施していることがあります。 内定者ローンの利用条件は、銀行によって様々ですので事前に確認しておくことが大事です。 現在の収入が無いという点では、無収入の学生と変わりません。しかし、来春から就職し、今後定期的な収入を得られることが決まっているので、キャッシングの返済はその収入で行ってくださいね、ということで返済能力ありと判断されるのです。 実際に就業が開始するまでは、毎月の返済は利息分だけで良いというローンもあるので安心して利用できます。 まだ内定を貰えておらず、内定者ローンが利用できなさそうな場合は、インフラ会社や賃貸の管理会社・大家に家賃の支払いを待ってもらえるようお願いするしかありません。

「連帯保証人」をつけられるなら学生ローンで

アルバイトをしていない収入なしの状態でキャッシング行うなら、親を連帯保証人につけて学生ローンで借りるのがいいかもしれません。 学生ローンの業者も親が連帯保証人になってくれるとなれば、学生の返済能力は親の返済能力と同じになるので融資を行えるようになります。 正直、親に連帯保証人を頼まなければならないのはお金が必要な理由によっては、キャッシングの審査を通過するよりも難易度が高いかもしれません。 返済することを約束し、返済の計画をしっかり組んで伝えれば親も納得してくれるかもしれませんが、親にキャッシングの相談をするなら親に直接借りてしまった方がいいと思います。

クレジットカードの「キャッシング枠」で借りる！

アルバイトをしていないとクレジットカードを所有するのは難しいですが、家族カードであれば持てる可能性はあります。 家族カードとは、ポイントなどを効率的にためるためにクレジットカードを家族で共有するというものです。 家族カードはクレジットカードであることには変わりませんが、審査対象が親となるので審査に通らないということはないでしょう。 通常のクレジットカード同様にキャッシング枠も利用できるので、キャッシング枠を利用してキャッシングを行えます。 ただし、当然ですが家族カードで利用した分の請求はすべて契約者である親に行われるので、当然ですが不振に思った親との口論は避けられません。

過去にアルバイトしていた時のクレジットカードのキャッシング枠

現在はアルバイトをやめているという方でも、以前にアルバイトをしていて収入があり、既にクレジットカードの審査に通過し発行済みの学生の方もいると思います。 発行したクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、利用限度額の範囲内で今すぐにキャッシングを受けることが可能です。 手持ちのクレジットカードの契約内容と有効期限を確認してみてください。

仕送りを収入とみなしてくれるところで借りる

実家を離れて学生寮やアパート、マンションで一人暮らしをしている学生なら、親から仕送りを受けている人も多いことでしょう。 見方によっては、仕送りをアルバイトと同じように毎月定期的な収入があると考えられないでしょうか？ 実際に仕送りを定期的な収入とするかどうかは、会社によって異なります。 ですが、中小消費者金融など、審査に柔軟な独自の基準を設けている会社ならば、収入と見なしてくれるところもあるかもしれません。 そうなれば、仕送りを返済源としてキャッシングができるでしょう。

旅行に行きたい場合なら…トラベルローン

卒業旅行のように友達との思いで作りにどうしても行きたい場合、必要となるのが旅行代金ですよね。 そのような計画が友人内で起きた時にアルバイトはしていなくて収入も無いけれど、まとまったお金が欲しい…という場合は、トラベルローンというものがおすすめになります。 トラベルローンにはアルバイトをしておらず、安定した収入がなくても利用できるものがあります。 旅行の費用は、家賃や光熱費など定期的に発生するものではありません。 旅行一回分の支払いならば、アルバイトで定期的な収入を得ていない無職の状態でも返せるだろうと判断されるのです。ただし、学生がキャッシングをする場合には年齢に関係なく、親に連帯保証人になってもらう必要があります。親に連帯保証人になってもらってキャッシングするなら、親に直接借りた方がいいとは思いますが…。

運転免許証を取得したい場合

運転免許証を取得の為に、まとまったお金が欲しいという場合には運転免許ローンがおすすめとなります。 運転免許を取得しようと考えるのは若い世代が多く、安定した収入がないことも多いため、申し込み条件として「安定した収入」が求められないローンも多々あるのです。 しかし、20歳未満の人が利用する場合には、親権者の同意が必要になります。 その点には注意が必要です。

キャッシングの審査を通過するのに欠かせない在籍確認

お金を貸したとして返済能力はあるのか、申請書記載の場所や申告の場所でちゃんとアルバイトをしているのか。 それらを確認するために、アルバイト先に電話して仕事の状況を確かめます。 アルバイトをしていないから定期的な収入もないし、親からの仕送りも最低限で返済に回す余裕もない、だからといって親からお金を借りるのも難しい…でもどうしてもまとまったお金が必要！キャッシングがしたい！そう思って嘘の情報をキャッシング会社に申告し、キャッシングをしようと思っても、この在籍確認をされてしまえば、確実にバレます。

学生ローンの中には在籍確認をしないところも…

どこの会社でも確実に在籍確認をするかと言われると、必ずしもそうではありません。学生ローンを扱う消費者金融の中には学生証と保険証だけでキャッシングの審査を通過させる消費者金融もあります。 アルバイトをしていないのに大学や専門学校に通えているということは、親のお金で学校に通っていたり、仕送りで生活が出来ているということですよね。 その学生自身に返済能力が無く、返済できなくなったとしても親に連絡すれば返済してくれると業者は考えます。

上述した理由で在籍確認をしない消費者金融もあるが…

上述の通り、在席確認をしないこともあるくらいですから、消費者金融によっては嘘をついてキャッシングができてしまう可能性があります。 しかし、返済能力がない状態でキャッシングしても、返済に追われて利息が膨らみ、結局親に相談した方が良かった…なんてことになりかねません。 学生ローンというと学生向けに安い金利でキャッシングできるというイメージがありますが、金利は安くありません。 消費者金融がしっかりと審査をする理由は、あなたが憎いからではありません。商売として信用を元に「十分な返済能力がある」という前提でキャッシングをしています。 それなのに、返済が滞ってしまいのちのち返済能力がない事がバレてしまうと、一括の返済請求が親に行われるかもしれません。 親にバレるリスクを負ってまで嘘をついてキャッシングするくらいなら、最初から親に相談してお金を借りるべきだと思います。