【返済困難】新型コロナウイルスの影響で借金返済にお困りの方へ
新型コロナウイルス の感染が拡大しています。
企業の倒産等の問題によって、残念ながら派遣切りや失業してしまった方が多いのも現状です。
猛威を振るう新型コロナウイルスにより、借金返済が困難となる方が日に日に増えています。
「自分のせいじゃないのに、どうすればいいんだろう……。」
「クレジットカードの支払いが残ってるのにバイトに入れない……。」
というような問題に急に直撃する人の声も多く、どうすればよいのか分からないというのが現状です。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響は企業にどう影響を与えたのでしょうか?
東京商工リサーチが2月から4月27日までに、新型コロナの影響を受けて法的整理や事業停止などした企業を集計した情報を見てみましょう。
集計ベースで2月は2件、3月は23件、4月は75件と企業倒産があったことが報告されています。
100件のうちホテルや旅館など宿泊業は 21件 、レストランなど飲食関連は 15件 で計約 4割 を占めたそうです。
特に宿泊業は大ダメージを受けている印象です。
外出自粛も観光業を直撃した原因であり、宿泊客のキャンセルが相次いだことも分かります。
企業倒産のピークは1984年の約2万件で、リーマン・ショックの2008年は約1万6千件、19年は約8千件であったというデータがあります。
借金返済が困難になる人が続出
東京商工リサーチのデータでもあったように、 宿泊業、飲食業と様々な業界が大打撃を受けています。
事業主はもちろん、社員やアルバイトも突然労働ができない環境になり酷いと収入がゼロになり得ます。
月々の支払いやクレジットカードの未払い等が払えなくなっても当然です。
急な事態で焦る気持ちは重々承知ですが、解決法をご紹介していきます!
返済が遅れるとどうなる?
大前提の話で、返済が困難となり遅れてしまったらどうなるのでしょうか?
まずは最初に、電話がかかってきます。
これは想定内ですね。
返済の入金が確認されないいのですから電話で本人にまず催促の電話がかかってきます。
ただ、闇金のような怖い催促の電話ではなく、「入金が確認されませんがどうされましたか?」 という風な尋ね方をされると思ってください。
最初は電話やハガキなどで催促が行われる程度ですが、これを無視していると、自宅宛に内容証明郵便で借金残金の一括請求書が送られてきます。
ブラックリスト入りする可能性も
借入したお金の返済が滞ったというだけで ブラックリスト 入りする可能性もあります。
3ヶ月以上滞納してしまうと、クレジットカードやキャッシングカードが止められてしまい、ブラックリストに載る可能性があります。
それでも返済する様子が見受けられなかった場合、口座や、なんと給料までもが差し押さえられてしまうという手段を取られます。
最終手段としては、全ての財産を差し押さえられる可能性もあります。
財産というのは、給料はもちろんあなたの預金やすべてが差し押さえられるということを意味します。
そうなると生活すること自体が困難となってくるので、それまでにはもちろん返す必要がありますね。
遅延損害金の発生
さらに、 遅延損害金 の発生からも免れることができません。
遅延損害金とは、借金の返済を遅延したときに金融機関に発生する損害を賠償するためのお金のことです。
遅延損害金は、遅延日数が長ければ長いほど高額になっていきます。
例えば学生ローンで借入をした方は、遅延損害金利率が20%と設定されているので遅延し続けるとかなりの額になることがわかります。
遅延分は必ず早めに払ってしまうように心がけましょう。
注意するべき点
連絡が来たり、遅延障害金が発生したりとありますが、ここで気をつけてほしいのは、絶対に連絡を無視しないということです。
前述したとおり、返済が滞ってしまうと電話や郵便物がたくさん届くようになります。
実家暮らしの方は特に郵便物に気をつけて、電話番号等は家にかかってこないように自分の携帯電話をあらかじめ伝えておくのも良い手だと思います。
郵便物に関しては常にポストを見るようにして気をつけておけば家族や周りにバレてしまうことはないと思います。
続いて更に現実的な解決方法をご紹介したいと思います。
債務処理をしよう
皆さんは 「債務処理」 について聞いたことはありますか?
おそらくこのページを見て頂いている方の中には検討している人もいることでしょう。
債務処理とは?
債務処理とは、今回のように借金が返済できなかった人を救済するための手続きのことです。
借入額も無制限、また収入制限のないので、収入がない方でも債務処理をすることは可能となっています。
また、債務処理は、未成年の方、専業主婦、さらには前科持ちの方でも行うことができます。
兎にも角にも、借金の返済を解説してくれる処理のことです。
債務整理には、 任意整理、特定調停、個人再生、自己破産 の4種類があります。
コロナの場合
コロナの場合、収入が一時的に滞るということでしたら4種類の中でも任意整理がおすすめです。
任意整理
任意整理とは、消費者金融などの借り入れ先の責任者と話し合いをして、借金の返済方法を決め直す債務整理方法です。
任意整理をすると、債権者との合意後、支払いの利息をすべてカットしてもらえるので、借金の支払い額が大きく減額されて、支払いが楽になることが特徴として挙げられます。
また、利息はかからないのに返済期間を延ばしてもらえるので、月々の支払い額が少なくなって 返済が楽になるメリットもあります 。
手続きも簡単なので、どのような人でも利用しやすい方法となっています。
利息だけでも意外と高額なので、借入額から利息を引くだけでかなり減額されます。
特に返済期間を伸ばすことが出来るという点が最もおすすめできるところです。
他の方法
債務処理という方法について紹介してきましたが、いきなりこのような処理を行うことに抵抗がある方もいるかもしれません。
他に何か方法はあるのでしょうか?
まずは、 支援制度や相談窓口を利用して冷静に返済のことを考えてみると良いのではないでしょうか。
支援制度・相談窓口
様々な相談窓口や機関がありますが、その中でも新型コロナウイルスをメインに相談が出来る機関を紹介します。
ここでは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う解雇、派遣切りなどの労働問題について相談することができます。
収入が減少したこと、また自身の労働関係の諸問題をこちらに相談することで解決出来るかもしれません。
弁護士事務所では新型コロナウィルスによる問題はもちろん、借金問題の相談をすることができます。
「借金さえも返せないのに弁護士にお金なんて使えない」と思われるかもしれませんが、このご時世なので無料相談を行っている事務所も多いんです。
検索だけでもしてみることをおすすめします。
まとめ
以上、新型コロナの影響で借金や未払金が返済できない場合の解決法について紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
収入の減少も労働問題も新型コロナウイルスのせいであり、困難に陥っているのはあなただけではありません。
焦らずに周りの力を借りて、助け合いながら解決していきましょう。