性別:男
2001年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
FP業務として、生保・損保の見直し、個人事業主のライフプランニング、金融資産運用の提案などを行っている。
現在、大手ニュースメディアやキャッシング利用者向けサイトでも執筆活動を行っており、
また、消費者金融5社、銀行15行に対しての電話取材経験があり、キャッシング・カードローンの調査データに精通している。
バンクイックの利息計算をシミュレーション
カードローンを利用する前に重要なのは「利息がいくらになるか?」です。
利息を計算せずに利用してしまうと後々後悔してしまうことにもなりかねません。
このことはどのカードローンでも、銀行系で金利が低いバンクイックを利用する前でも変わりないのです。
そこで、バンクイックの利息が総額どの程度になるのかシミュレーションしてみました。
さらに、どうすれば利息を抑えていけるか、そのコツもご紹介します。
これからバンクイックを利用しようと考えている方必見の内容になっていますよ。
バンクイックの金利計算方法と限度額
バンクイックの金利は限度額によって決まる
バンクイックの金利は限度額が高いほど金利が低くなっていきます。
・バンクイックの限度額に対しての金利一覧(2017年5月23日現在)
10万円以上100万円以下 13.6%~14.6%
100万円超200万円以下 10.6%~13.6%
200万円超300万円以下 7.6%~10.6%
300万円超400万円以下 6.1%~7.6%
400万円超500万円以下 1.8%~6.1%
上記のように金利は限度額に反比例していきます。
そのため、限度額が高く設定されるほど金利はお得になります。
スコアリング審査で決まる限度額
限度額については金利のように「これで決まる!」とは言えません。
限度額は、あなたの様々な情報をもとに決定されるからです。
バンクイックに限らずカードローンの審査は「スコアリング」によって行われます。
年収や職業、借入れ件数や履歴などのあなたの個人情報によって、返済能力を点数化して審査するのがスコアリングです。
高額の限度額を設定するには当然、それに見合うだけの返済能力が求められます。
でないと、返済できなくなってしまう可能性があるからです。
そのため、限度額はスコアリングによって出された点数に基づいて設定されます。
点数が高ければ限度額が高く、低ければ限度額も低く設定されてしまうのです。
バンクイックの利息を限度額ごとにシミュレーション
シミュレーションは限度額別の最高金利で、10万円・30万円・50万円借りるとして計算。
最終的にかかる利息総額をそれぞれ右側に示しています。
返済期間は4年(48ヶ月)に設定しています。
・限度額100万円以下の場合(年利13.6~14.6%)
10万円 32,596円
30万円 97,825円
50万円 163,055円
・限度額100万円超200万円以下の場合(年利10.6%~13.6%)
10万円 27,806円
30万円 83,445円
50万円 139,090円
・限度額200万円超300万円以下の場合(年利7.6%~10.6%)
10万円 20,794円
30万円 62,434円
50万円 104,074円
・限度額300万円超400万円以下の場合(年利6.1%~7.6%)
10万円 15,142円
30万円 45,472円
50万円 75,797円
・限度額400万円超500万円以下(年利1.8%~6.1%)
10万円 12,923円
30万円 38,819円
50万円 64,717円
利息を抑える 3つのポイント
とくに金利が最高の14.6%の場合では、10万円の借入れでも3万円以上の利息がつくわけですから、「高い!」と感じる方が多いと思います。
もちろん、返済期間を長めに設定しているために、より分かりやすく利息の大きさ、金利の差が見えている面もありますが、金利が低い銀行系のバンクイックでも、これだけの利息が生じてくるのです。
では、利息を少しでも軽減するためにはどうしたらいいでしょうか?
以下の3つのポイントを実行してみましょう。
1. 返済方法は指定日返済にする
バンクイックの返済方法には「指定日返済」と「35日返済」の2つがあります。
このうち、指定日返済を選んだほうが利息の面ではお得です。
理由は返済ペースの違いです。
指定日返済は毎月決まった日が返済日となるので、年12回きっちりと返済をすることになります。
それに対して35日返済は、前回の返済日の翌日から35日後が返済日となるので、年に10回強の返済となるんですね。
これは毎回の返済の面では楽になりますが、利息の面ではマイナスです。
35日返済の場合、指定日返済よりも返済ペースが遅くなるので、その分利息も大きくなってしまうんですね。
そうした理由から、利息軽減のためには指定日返済を選択するのがおすすめです。
2. 余裕ができたら一括返済
バンクイックをはじめとしたカードローンの利息は日割りで毎日加算されていきます。
そのため、完済までが一日でも早いほど利息が減ることになります。
例として、50万円を金利14.6%、返済期間4年で借入れした場合、通常ですと163,055円の利息がかかります。
これを借入れから1年後に一括返済した場合、利息は66,529円、半年後なら33,264円、3ヵ月後なら17,966円です。
このように一括返済を利用すれば利息を大きく軽減することが可能なんですね。
一括返済する時期は早ければ早いほど、合計の返済額を減らすことができます。
バンクイックではいつでも一括返済が可能ですので、お金に余裕ができたら一括返済してしまいましょう。
3. 一括返済が厳しくても繰上げ返済を
「一括返済するほどお金がない……」そんなあなたには繰上げ返済がおすすめです。
繰上げ返済は通常の返済額よりも多めに返済する方法です。
例えば、通常の返済額が1万円のときに、返済日に1万円以上入金すると、繰上げ返済としてカウントされ、その分の借入れ残高がさらに減ることになります。
繰上げ返済をおこなうと通常よりも借入れ残高が早く減っていきますので、返済期間を短縮することができます。
返済期間が短くなれば利息も減るのは先にお伝えした通り。
また、利息は借入れ残高に対してかかってきますので、残高が減った分利息も減っていきます。
一括返済するのが厳しい場合は、ちょっと余裕ができたときに、マメに繰上げ返済をし、すこしでも借入れ残高を減らしていくのがおすすめです。
どれだけの利息がかかるかしっかりシミュレーションを
利息を計算せずに借入れしてしまうと、なかなか完済することができなかったり、完済した後に支払った利息を改めて確認して驚いたりすることになってしまいかねません。
今回の記事でバンクイックの利息がどれくらいになるのか、おおよその目安になったかと思います。
より詳しく、自身の場合を計算したい方はバンクイックの公式HPにある、シミュレーションで計算してみましょう。
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