性別:男
2005年、公認会計士第二次試験に合格後、大手監査法人にて金融商品取引法監査、会社法監査に従事。
上場企業の監査の他、リファーラル業務、IPO(株式公開)支援、学校法人監査、デューデリジェンス、金融機関監査等を経験。
2013年、経営革新等支援機関認定、税理士登録。
2015年には自身で会計事務所を立ち上げ独立し、スタートアップ企業の支援から連結納税・国際税務まで財務・会計・税務を主軸とした幅広いアドバイザリーサービスを提供。
住信SBIネット銀行の住信SBIネット銀行カードローンは金利が魅力
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資によって2007年に営業を開始したインターネット銀行のひとつです。
少しマイナーな銀行ですが、テレビの衛星放送でスポーツチャンネルを観る方は、CMを目にしたことがあるかもしれません。最近では林修が出演するCMの地上波放送もされています。
この銀行が提供するカードローン「住信SBIネット銀行カードローン」が、実は金利面でかなりのスペックを持ったカードローンなのです。
今回は、そんな住信SBIネット銀行のカードローンの金利と、それを決定する要因のひとつであるコース分けについてご紹介します。
低金利が圧巻の住信SBIネット銀行のカードローン
インターネット銀行は窓口営業をする店舗をもたない分、削減したコストをサービスに回し低金利を実現できるのが強みです。
しかしそのインターネット銀行のなかでも住信SBIネット銀行のカードローンの金利はきわめて低い設定となっています。
住信SBIネット銀行カードローンは変動金利です。
限度額が低い時の金利がピカイチ
全般にネット銀行ならではの低い金利設定となっています。
とりわけ注目すべきなのは最高金利、すなわち限度額が最も低い10万円以上から100万円以下のときのプレミアムコースの金利です。
100万円以下の限度額で年7.99%というのはずば抜けて低い数字だと言えます。
カードローンの初回契約時の限度額は基本的に高くはならず、多くの場合には100万円以下となるでしょう。
その点を考えても非常に魅力的な金利です。
スタンダードコースの場合の14.79%という数字は銀行のカードローンとしては標準的かやや高めといったところです。
しかし、それでも消費者金融系よりもかなり低いことは間違いありません。
ミスターカードローンのコースは審査で決まる
プレミアムコース・スタンダードコースともに最大でなんと0.6%も引き下げ可能なのです。
金利引下げの条件は次の3つです。
条件 | 引き下げ金利 |
---|---|
SBI証券の口座を保有登録している | 0.5%の引き下げ |
住信SBIネット銀行での住宅ローン残高がある(フラット35を除く) | 0.5%の引き下げ |
特定のSBIカードを保有し、かつ住信SBIネット銀行の口座を引き落とし口座に設定している | 0.1%の引き下げ |
これらの条件を満たすと、0.5%と0.1%を合わせて0.6%もの金利の優遇が得られます。
条件を満たすタイミングは、カードローンの申し込み前でも、利用開始以降でもOKです。
プレミアムコースの限度額100万円以下なら年7.39%、スタンダードコースの限度額100万円以下でも年14.19%にまで金利下がります。
可能ならば積極的に利用していきたいサービスですね。
ミスターカードローンのコースは審査で決まる
この2つのコースは、申し込みの時点では決定しておらず、手続きも同じで分かれていません。
申し込みした結果がプレミアムコースになるかスタンダードコースになるかは、審査後に通知がされます。
それぞれで最大限度額も異なってくるので、限度額を増額できる上限も審査によって決まることになります。
プレミアムコースの審査は厳しい?
つまり、この住信SBIネット銀行カードローンの審査は、限度額を含めた契約可否の審査と同時に、コースの審査、すなわち実質的には金利と最大限度額の審査も行っていることになります。
プレミアムコースの審査の厳しさについては、単純な契約可否よりも推測することが難しい問題です。
しかし、先程ご説明しましたようにあれだけの低金利を提供していることを鑑みると、一般の銀行カードローン以上に厳しいことが考えられます。
ただし、プレミアムコースの審査に通らなかった場合でも、カードローンの審査そのものに通らなかったのでない限りスタンダードコースで利用できますし、実際に借入をする前にコースと金利を知ることができます。
本審査には基本的に数日かかることが予想されますので、お急ぎの方にはあまりおすすめできませんが、これだけの低金利、試してみる価値は十二分にあると言えるでしょう。
契約後のコース変更は基本的に不可能
どうしてもプレミアムコースを利用したいと考えている方にとってみれば、少々厳しい制度となっていますよね。
しかし、方法が全くないというわけではないのでご説明をしておきます。
一度解約をして再度申し込む
一度スタンダードコースになってしまった方がプレミアムコースへ変更するには、再度住信SBIネット銀行カードローンの審査を受けなくてはいけません。
しかし、契約中に改めて契約の審査を受けることはできません。
つまりは、借り入れ額を全額返済し、一度解約をしなくてはいけないということ。
一度解約をしたうえで、再度住信SBIネット銀行カードローンへ申し込みをして、審査を通してプレミアムコースの利用が認められればOKという形となります。
改めて受けた審査の結果によっては、結果的に再度スタンダードコースの契約になってしまうことは当然あります。
最悪の場合、貸し付けが難しいと判断されてしまうと、スタンダードコースの契約もできなくなってしまいますので、慎重に行わないと利用ができなくなってしまいますので注意しましょう。
プレミアムな金利を狙ってみましょう
審査は相応に厳しいことが考えられますが、それをおぎなって余りあるメリットがプレミアムコースにはあります。
スタンダードコースであっても、銀行系並みの金利とネット銀行だからこそのサービスを利用することができます。
他社カードローンからの借り換えやおまとめにも使用できるので、金利の低さを求めるならばぜひプレミアムコースを狙って選択肢に入れたいカードローンです。