性別:男
2001年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
FP業務として、生保・損保の見直し、個人事業主のライフプランニング、金融資産運用の提案などを行っている。
現在、大手ニュースメディアやキャッシング利用者向けサイトでも執筆活動を行っており、
また、消費者金融5社、銀行15行に対しての電話取材経験があり、キャッシング・カードローンの調査データに精通している。
キャッシングに落ちたときに取るべき行動は
「キャッシングに落ちてしまった。」
こんなとき焦って異なるキャッシングに申し込んではいけません。
この記事ではキャッシング審査の状況に応じ取るべき行動を紹介していきます。
キャッシングに落ちてしまった
「キャッシングに落ちてしまったから他のところからお金を借りなければ。」
このように慌てて他の会社へキャッシングを申し込むのは絶対にやってはいけません。
それでは、キャッシングに落ちてしまったときには、どのような対応を取ればいいのでしょうか。
この記事では、このようなときに取るべき行動を、状況に応じて紹介していきます。
焦って連続で申請し、ブラックリスト入りということがないように、適切な行動を取るようにしてください。
連続申し込みをしてはいけない理由
キャッシングに落ちたとき、焦って「連続で申し込もう」と思う方が多いと思いますが、連続しての申し込みはやってはいけません。
なぜなら連続で申し込むことでブラックリストに登録されてしまうからです。
そもそも、どうしてキャッシングを他の企業に申し込んでいたことが知られてしまうのでしょうか。
それは、キャッシングに申し込むと、その履歴が個人の信用情報に残るからです。
この情報はリアルタイムで更新されています。
たとえば、アイフルでキャッシングの申し込みをしたとします。
するとアイフルの人は、あなたの個人情報を照会し信頼できるか調べます。
このとき個人情報の欄に「〇月〇日、アイフル、個人情報照会」と記録が残ります。
この記録が残ることで、次にあなたがプロミスにキャッシングを申し込むと、「この人は以前アイフルに申し込んでいる」とキャッシングの履歴を把握することができるのです。
キャッシングの申し込みをした履歴が残る仕組みについて分かっていただけたと思うので、ここからは、連続申し込みをしてはいけない理由についてお伝えしていきます。
この理由は「危険人物として認識されてしまうから」です。
3件以上連続してキャッシングを申し込むと、お金がなくかなり困っている要注意人物として認識されてしまいます。
たしかにキャッシングは、お金がなくて困っている人のためにある制度です。
しかし、これは一定期間、お金を貸すものであるので、のちのち、お金を返してもらわなければなりません。
そのため、手当たり次第にキャッシングを申し込むと、「お金を返せない可能性がある」と会社に思われてしまうと、危険人物として警戒されてしまいます。
キャッシングに落ちたときは6か月間待つ
キャッシングの審査の申し込みの記録は6か月残ります。
そのため、2件連続で審査に落ちてしまった場合には、6か月間は申し込みを控えるようにしましょう。
事実、消費者金融の公式サイトでも「以前に申し込みをされた方は、半年後にまた申し込んでください」という旨の記載がされています。
6か月経ったらもう一度、審査を申し込むようにしましょう。
審査が出来ない期間にすべきこと
審査が出来ない6か月間ですべきことは、使っていないクレジットカードを解約することです。
なぜなら、クレジットカードの機能としてショッピングやキャッシングが残っていると、「この人は他のところからもお金を借りようとしていると思われてしまうからです。
他のところから、お金を借りる意思がないことをはっきりとさせるために、使っていないものは解約するようにしましょう。
キャッシングの審査に落ちたとき
キャッシングの審査に落ちたときに取るべき行動は状況によって変わってきます。
具体的に、銀行カードローンで落ちてしまったのか、消費者金融で落ちてしまったのかによって変わってきます。
①銀行カードローンに申し込んだが落ちてしまったとき
1件目に銀行に申し込み、落ちてしまった場合は、2件目として消費者金融を申し込んでみてください。
ブラックリストに載るのは、「通常の範囲外の行動をとった場合」のみです。
銀行で借りることが出来なかったから、消費者金融から借りるということはよくあることです。
キャッシングをしてもらえそうな消費者金融を調べて、申し込みをしてみてください。
②消費者金融を2件申し込んだのに落ちてしまった場合
消費者金融に2件申し込み、両方落ちてしまった人は、キャッシングを諦めるしかありません。
2件とも落ちてしまっている人は、「お金を貸しても後に返済してくれる」という信頼を得ることができません。
お金がなくて困っている人からしたら、消費者金融のケチと思うかもしれません。
しかし、きちんと返済できる利用者に害を与えないために、滞納をする可能性のある人には消費者金融は貸しません。
お金を借りられないというのは、その人にとってもいいことなのです。
なぜなら、誰かからお金を借りられたとしても、待っているのは破産です。
負債が雪だるまのように膨らんでいき、結局、返済できないということになってしまいます。
これを防ぐためにも、消費者金融のキャッシングに2件落ちてしまった人は、アルバイトや副職を行うなど他の方法を考えてみてください。
おわりに
この記事ではキャッシングに落ちたときにすべきこと、してはいけないことについて紹介してきましたがいかがでしたか。
審査に落ちたからといって、何度もキャッシングの申し込みをしてはいけません。
使っていないクレジットカードを解約するなど、できることをして6か月間待ち、それ以降にもう一度申し込んでみることにしましょう。