性別:男
大学卒業後、金融系のシステムエンジニアとしてIT企業に勤務。2005年にCFP資格を取得。
セミナーや相談会等のファイナンシャルプランニングを開始、2012年にライフプランニングカウンセラーとして独立。
クライアントのキャリアとライフを両立させるべく、ライフプラン・金融・証券・保険・年金・ローン・不動産・相続・税金に関する知識をもとに的確なアドバイスを提案する。
楽天銀行スーパーローンの利息をシミュレーションしてみた
2016.07.29
「楽天銀行スーパーローンの利息はどれくらいになるんだろう?」
カードローンを利用するときには必ず利息がかかります。
この点については誰もが理解していますし、気にしているところでしょう。
しかし、実際にどれくらいになるのかは、計算してみないと実感できないものです。
そこで、楽天銀行スーパーローンの利息がどれくらいになるのかシミュレーションしてみました。
金利と限度額がどう決まるのか知っておく
楽天銀行スーパーローンの金利はどう決まる?
楽天銀行スーパーローンの金利は限度額によって決まります。
限度額ごとの金利は以下のとおりになります。
800万円 1.9%~4.5%
600万円以上800万円未満 3.0%~7.8%
500万円以上600万円未満 4.5%~7.8%
350万円以上500万円未満 4.9%~8.9%
300万円以上350万円未満 4.9%~12.5%
200万円以上300万円未満 6.9%~14.5%
100万円以上200万円未満 9.6%~14.5%
100万円未満 14.5%
ご覧のように限度額が高いほど、金利は低くなっていくのです。
そのため、金利を低くしようと思ったら、限度額を高額にしてもらう必要があるんですね。
注意点は、金利は限度額で決まるのであって、借入額では決まるわけではない点です。
借入れ額が10万円であっても、限度額が100万円以上200万円未満なら、
金利は9.6%~14.5%になるということですね。
限度額はどのように決まるのか
限度額の場合、金利のように「コレで決まる!」とは言えません。
限度額は様々な要素によって決まってくるからです。
カードローンの場合、審査は「スコアリングシステム」によっておこなわれます。
あなたの返済能力を点数化して審査するのがスコアリングシステムです。
このスコアリングによって採点化された返済能力をもとに、限度額が決定されてくるんですね。
スコアリングは、属性と呼ばれる以下のような項目をもとに採点します。
・職業
・勤続年数
・雇用形態
・収入
・家族構成
・住居形態
・他社からの借入金額と件数
・過去の返済履歴
これらの項目のトータルで判断されるため、コレで決まると一概には言えないんですね。
スコアリングでとくに重要視される3項目
スコアリングでとくに重要なのは「職業」、「収入」、「他社からの借入金額と件数」の3つとされています。
公務員や医師、サラリーマンなどは安定した職業と見なされ点数が高くなります。
当然、収入も高いほど高評価です。
他社からの借入金額と件数も返済能力と大きく関係してきますので、
重要視されています。
これらの3つで高い評価を受けるほど、返済能力が高いというふうに判断され、限度額も高額に設定してもらえる可能性が上がるんですね。
楽天銀行スーパーローンを限度額ごとにシミュレーション
それではおまちかねの楽天銀行スーパーローンの利息シミュレーションを行ってみましょう。
シミュレーションは返済方法を「残高スライドリボルビング返済」、返済日を20日と設定して計算しています。
支払回数 31回
総支払額 60,731円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 110回
総支払額 318,017円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 199回
総支払額 976,170円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 226回
総支払額 1,373,471円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 292回
総支払額 2,383,220円
支払回数 30回
総支払額 58,904円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 99回
総支払額 290,196円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 177回
総支払額 854,053円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 200回
総支払額 1,203,014円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 251回
総支払額 1,965,522円
・借入れ額5万円のケース
支払回数 28回
総支払額 55,113円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 85回
総支払額 246,964円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 143回
総支払額 670,603円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 158回
総支払額 940,586円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 191回
総支払額 1,425,120円
こうして見ると、金利の違いによってかなり利息の差がでてくることが分かりますね。
とく借入額が高額になるほど差が広がっていき、
100万円のケースの場合、そのままだと支払回数も膨大になるので、14.5%と7.8%では100万円以上の利息差があります。
こうしたことからも、高額の借入れをするときは金利に十分気をつけたいですね。
※このシミュレーションは概算値です。実際のお借り入れの際には改めて実際の条件での確認をお願いいたします。
シミュレーションは返済方法を「残高スライドリボルビング返済」、返済日を20日と設定して計算しています。
限度額100万円で金利14.5%の場合
・借入れ額5万円のケース支払回数 31回
総支払額 60,731円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 110回
総支払額 318,017円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 199回
総支払額 976,170円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 226回
総支払額 1,373,471円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 292回
総支払額 2,383,220円
限度額300万円で金利12.5%の場合
・借入れ額5万円のケース支払回数 30回
総支払額 58,904円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 99回
総支払額 290,196円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 177回
総支払額 854,053円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 200回
総支払額 1,203,014円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 251回
総支払額 1,965,522円
限度額500万円で金利7.8%の場合
・借入れ額5万円のケース
支払回数 28回
総支払額 55,113円
・借入れ額20万円のケース
支払回数 85回
総支払額 246,964円
・借入れ額50万円のケース
支払回数 143回
総支払額 670,603円
・借入れ額70万円のケース
支払回数 158回
総支払額 940,586円
・借入れ額100万円のケース
支払回数 191回
総支払額 1,425,120円
並べて分かる金利と利息の関係
こうして見ると、金利の違いによってかなり利息の差がでてくることが分かりますね。
とく借入額が高額になるほど差が広がっていき、
100万円のケースの場合、そのままだと支払回数も膨大になるので、14.5%と7.8%では100万円以上の利息差があります。
こうしたことからも、高額の借入れをするときは金利に十分気をつけたいですね。
※このシミュレーションは概算値です。実際のお借り入れの際には改めて実際の条件での確認をお願いいたします。
一括返済や繰り上げ返済を活用しよう
最後になりますが、返済はできるだけ一括返済か繰り上げ返済をしましょう。
先ほどのシミュレーションの通り、そのまま自動での返済を続けていってしまうと、かなりの利息をとられてしまいます。
とくに借入額が高額なときは、利息だけで借入れを上回ってしまうことも…。
そうならないためにも、余裕のあるときに一括返済か繰り上げ返済をして、残高を少しでも減らしていくことが大事なのです。
楽天銀行「スーパーローン」の詳細情報はこちら先ほどのシミュレーションの通り、そのまま自動での返済を続けていってしまうと、かなりの利息をとられてしまいます。
とくに借入額が高額なときは、利息だけで借入れを上回ってしまうことも…。
そうならないためにも、余裕のあるときに一括返済か繰り上げ返済をして、残高を少しでも減らしていくことが大事なのです。
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この記事を書いた人
吉村直樹AFP、公認会計士
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