性別:男
2005年、公認会計士第二次試験に合格後、大手監査法人にて金融商品取引法監査、会社法監査に従事。
上場企業の監査の他、リファーラル業務、IPO(株式公開)支援、学校法人監査、デューデリジェンス、金融機関監査等を経験。
2013年、経営革新等支援機関認定、税理士登録。
2015年には自身で会計事務所を立ち上げ独立し、スタートアップ企業の支援から連結納税・国際税務まで財務・会計・税務を主軸とした幅広いアドバイザリーサービスを提供。
三井住友銀行カードローンで元金を減らすコツ
三井住友銀行カードローンは便利だけど、使い過ぎが怖いという人もいます。
使い勝手がいいことが魅力ですが、それが逆効果になることもあるのです。それでは本末転倒です。
しかし、何も考えずに返済していると、なかなか元金が減らなくなってしまうことがあります。
安心して三井住友銀行カードローンを利用するコツはないでしょうか。
三井住友銀行カードローンの返済方法
利用残高が1万円未満であれば、その全額を返済する必要があります。
これを約定返済と言います。
約定返済額が2千円とか3千円の金融機関より厳しいと言われるかもしれません。
しかし、少額の約定返済では元金がいつまで経っても減りません。
約定返済額はこう使われる
どの金融機関でも毎月の約定返済は必要です。この約定返済額は、まず利息や手数料支払のために利用されます。
そして、その残額がカードローンの元金返済に充てられるのです。
よく、毎月返済しているのにカードローンの返済が進まないと嘆く人がいます。
しかし、このような仕組みになっているので元金返済額は少なくなるのです。
減らなければ積極的に返そう
このように、約定返済額だけではカードローン残高の返済が進みません。そのため、約定返済額以上の返済が必要です。このような返済のことを繰上返済と言います。
三井住友銀行カードローンは、コンビニATMで繰上返済ができます。
コンビニATMの利用手数料が無料なので、少額の繰上返済でも気になりません。
積極的に返済する姿勢と習慣作りが大切なのです。
三井住友銀行でも繰上返済は鉄則
三井住友銀行カードローンは、他の金融機関より約定返済額が多いです。
そのため、カードローンの利用残高が減りやすいと言えます。
でも、お金に余裕があれば繰上返済をすることが大切です。
消費者金融より有利だけど…
三井住友銀行カードローンの約定返済額は、消費者金融より多いですそのため、毎月の約定返済額からローン元金返済に充てられる金額が多くなります。
しかし、50万円借りた場合も約定返済額は1万円です。
年利14%の場合、完済までは76か月かかります。
つまり6年以上かかるのです。
借入当初はカードローンの利用可能額が少なくなり、いざという際に役に立ちません。
約定返済だけでは完済まで遠すぎる
このように、約定返済額が高めである三井住友銀行カードローンでも、ローン残高はなかなか減りません。約定返済だけでは完済までの期間が遠すぎるのです。
カードローンを利用したら、繰上返済が必須であると言われる理由です。
返済もちりも積もれば山となる
そのため借りやすいと人気です。
同時に繰上返済のためにコンビニATMを利用しても手数料は無料です。
消費者金融利用者がコンビニATMで繰上返済をすると手数料が必要です。
そのため、繰上返済の効果が鈍ります。
三井住友銀行カードローンならそのようなことはありません。
ちょっとした資金でも返済資金にしよう
「ちりも積もれば山となる」というコトワザがあります。繰上返済も同じで、約定返済以外に毎月少額でも繰上返済をすれば、ローンの元金は減るのです。
繰上返済をした資金からは利息も手数料も引かれません。
返済した全額がローン残高を減らします。
SMBCダイレクトを使おう
三井住友銀行の口座を持っている人であれば、更に便利な方法があります。三井住友銀行のネットバンキングであるSMBCダイレクトです。
SMBCダイレクトを利用することで、普通預金口座から直接カードローンの返済ができます。
コンビニATMを使ってもいいのですが、ネットバンキングの方が簡単でしょう。
給料日前日に、普通預金口座の全額を三井住友銀行カードローンへ繰上返済してもいいのではないでしょうか。
スマホでもできるので簡単です。
カードローンは元金を減らすことを意識しましょう
カードローンは金利が高いと言われますが、繰上返済を上手にしている人は金利が気にならないと言います。
繰上返済をすれば、ローンの残高が少なくなるので利息の計算額も少なくなります。
利息が少なければ、約定返済額から元金返済に充てられる金額も多くなるはずです。
利用限度額には限度がある
三井住友銀行カードローンは、契約の際に利用限度額を決められます。この限度額以上の借入はできません。
カードローンの利点は、必要な時に審査なしで借入ができる点です。
しかし、利用限度額が少なければこのメリットが使えないかもしれません。
利用限度額を常に意識して、繰上返済できる余力があれば積極的にすべきでしょう。
気持ちよく使うためにも繰上返済を
三井住友銀行カードローンの契約直後は利用残高がゼロです。つまり、利用限度額だけ気持ちよく借りることができるのです。
しかし、実際に利用を始めると利用した金額だけ利用限度額が減ります。
当たり前の話ですが、カードローンを利用すると忘れがちなことです。
契約直後の目いっぱい利用できる状態をできるだけ維持したいものですね。そのためにも繰上返済は欠かせないのです。