ATMをより賢く使う技

銀行ATMはネットワークでつながっています。
銀行の種類ごとにグループがあり（都市銀行はBANCS・地方銀行はACS・第二地方銀行はSCS）
信託銀行や信用金庫もATMネットワークをもっています。


各ATMネットワークがさらに全国キャッシュサービスとして提携しており蜘蛛の巣のように幅広く網羅しています。
つまり、全国キャッシュサービスに加盟する金融機関ならどんなATMも利用することが可能というわけです。


※他社ATMで利用できるサービスは残高照会と現金出金が基本。
※現金出金には利用手数料がかかる。
※時間外に他社ATMから出金すると利用手数料105円・時間外手数料105円がかかるので結果210円手数料として取られます。

一番近くの銀行・コンビニATMでお金を出せるということは万が一の時に心強いですよね。

全国キャッシュサービスに加盟するATMは約11万台にも上ります。
ゆうちょ銀行も自社のATMを持っています。
ゆうちょ銀行の場合、別のATMネットワークを使って他の銀行とATMを接続しています。
ゆうちょ銀行ATMは、全国約2万6000台と数が多く提携する金融機関も多数ありのが特徴です。
そのため、ゆうちょ銀行のキャッシュカードを他の銀行ATMで利用することが可能です。
また、他の銀行キャッシュカードをゆうちょ銀行ATMで使うことも可能となっています。
※利用手数料が別途必要。

自社ATMを持っていないインターネット専業銀行もそれぞれにゆうちょ銀行ATMやコンビニATMと提携しています。

コンビニATMといえばもっともATM数が多いのがセブンイレブン。
セブン銀行ATMは、全国キャッシュサービスはもちろん他のATMネットワークとも接続しているのでほとんどの金融機関のキャッシュカードを利用することができます。

また、同様にローソンATMやイーネットATMも全国キャッシュサービス加入銀行をはじめ提携金融機関のキャッシュカードを利用することができます。

銀行によっては、コンビニATMの利用手数料を無料にしている場合もあります。
一部、まだ連携接続していないATMグループもあるのですが様々な技術によってこれだけのネットワークが網羅されているのはすごいことですね。


【まとめ】
都市銀行・地方銀行・信託銀行・信金などのキャッシュカードを利用するときは全国キャッシュサービス加入の銀行系ATMかコンビニATMへ。
ゆうちょ銀行ATMもほぼほぼ可能です。

インターネット専業銀行のキャッシュカードを利用するときはコンビニATMかゆうちょ銀行ATMへ。
105円、夜間は210円の手数料は回数が増えれば負担ですが万が一のときに利用できる便利さを考えれば安いものです。
もちろんあなたのキャッシュカードが無料で使えるATMが事前にわかっていればお得ですよね。