性別:女
地方銀行に4年間勤務後、現役でハウスメーカー(兼不動産会社)に勤めて7年。
2013年末より不動産関係、金融関係のWebコンテンツ作成(記事執筆)に取り組んでいる。
2016年よりライターとして独立し、WEBを通して金融や不動産に関する問題解決を目指す。
個人のライフプランニングだけでなく企業の財務関連にも明るい。
外国人もキャッシングはできるの?
近年、日本では外国人を見かけることが日常的になってきました。特に都心部では每日外国人を見かけると言っても過言ではありません。実際に観光客の数は年々上昇しており、2020年の東京オリンピックへ向けてますます日本の注目度は高まっていくでしょう。このように、日本へやってくる外国人が増えると、日本を好きになり、居を構える外国人の数も多くなると想像できます。外国人も日本人が利用しているサービスを利用することを求めるでしょう。。キャッシングもその一つで、お金を借りる手段として大事なものです。
果たして外国人でもキャッシングを借りることはできるのでしょうか?
外国人でもキャッシングは利用できるのか?
外国人でもキャッシングは可能です。
ただし、そこには条件が付きます。
条件とは、簡単に言うと、日本に長期間滞在し、日本語力のある人に限るというものです。短期間しか滞在しない外国人旅行客が日本の消費者金融や信販会社から簡単にお金を借りることが出来たら問題が起こるのは明白です。基本的には永住権を持っている外国人が利用可能者の対象となり、他に認められる可能性があるのは中期間以上の滞在を認められている人です。
外国人が実際にキャッシングをする場合は、パスポートや身分証明書が必要なのはもちろんのこと、外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のいずれかが必要です。
外国人登録証明書...外国人登録法に基づいて、日本に在留する外国人に対して交付された証明書。市区町村が発行主体で、常時携帯が義務付けられた。2012年の同法の廃止とともに法務省発行の在留カードと特別永住者証明書へと切り替わった。
在留カード...>新規の上陸許可や在留資格の変更許可、在留期間の更新許可など在留資格にかかわる許可の結果として日本に中長期間在留する人(中長期在留者)に対して交付されるもの。
特別永住者証明書...特別永住者の法的地位等を証明するものとして交付されるもので。氏名、生年月日、性別、国籍や地域、住居地、有効期間の満了日等の情報が記載されます。そして、16歳以上の方には顔写真が表示される。
これらのカードのどれが必要になるかはキャッシング会社により異なります。例えば、プロミスで求められるものは在留カードか特別永住者証明書のどちらかです。より詳しく言うと、キャッシングをするにあたって条件は以下の4つです。日本での中長期滞在件または永住権を有している人。20歳以上69歳以下で、安定した収入のある人。一定以上の就労時間がある人。日本語の読み書きで日常生活に支障がない人。どうでしょうか。求められている条件は厳しくも感じられるかもしれませんが、キャッシング会社はビジネスとしてお金を貸しているのですから、出来る限りリスクはとらずに運営しようとするのは当然でしょう。
注意点
長期滞在の権利
長期間滞在することが国に認められていなければそもそもお金を借りることは出来ません。これはキャッシングだけではなく、カードローンなども同じでしょう。日本で正規の金融機関からお金を借りるには永住権をはじめとした長期滞在権が必須と言えます。中期の滞在権でも制度的には借りられるようですが、当然難易度は上がります。
日本語能力
お金を借りるためには、日本語の読み書きで十分な能力を証明する必要があります。契約内容やトラブル時の意思疎通などに支障がある人には貸してくれません。このサイトを日本語で書いているため、外国人がこの記事を読んでいるとしたら、しっかりと伝わっているのか不安はありますが、今までの文章について理解できていれば確実に大丈夫でしょう。(一応、日本人の友人がこの記事を読んで外国の方に伝えていることを想定して書いています。)
収入
安定した収入がなければお金を借りることは難しいです。日本人でも安定収入がなければ借りられません。高度な知識や技術をもって働く外国人を対象としているように思えるかもしれませんが、アルバイトを長期間続けてコツコツとお金を稼いでいる人も借りることはできるようです。
総量規制
日本では法律上、借入額の上限が設定されています。それが総量規制というもので、年収の3分の1までしか借りられないことになっています。ちなみにこれは外国人だけでなく日本人にも適用されます。年収の半分やそれ以上の金額の借金があると、金利も含めて返済することが難しいとの判断からこのような設定になっているのでしょう。お互いに不幸にならないための法と言えます。