性別:男
大学卒業後、金融系のシステムエンジニアとしてIT企業に勤務。2005年にCFP資格を取得。
セミナーや相談会等のファイナンシャルプランニングを開始、2012年にライフプランニングカウンセラーとして独立。
クライアントのキャリアとライフを両立させるべく、ライフプラン・金融・証券・保険・年金・ローン・不動産・相続・税金に関する知識をもとに的確なアドバイスを提案する。
静岡銀行セレカの特徴からくるメリット・デメリット
静岡銀行カードローンセレカは、ネットバンキングの利便性を生かした使い勝手のいいカードローンです。
静岡銀行にはインターネット支店というネットバンキング店舗があり、セレカはその店舗専用商品と言えます。
今回はその特徴から出てくるメリット・デメリットをご説明します。
セレカの魅力はスピード審査と即日振込
最短30分のスピード審査と他行も含めた自分名義の口座に1回だけですが融資資金を振り込んでくれます。
大手消費者金融並みの大サービスと言っていいのではないでしょうか。
最短30分審査
静岡銀行単体ではこのようなハイスピード審査は無理です。
傘下の静銀DCカードとレイクを運営している新生フィナンシャルが審査をしているからできる芸当です。
しかし、誰が審査をしても審査時間が早いことは申込者としては審査結果を待つ不安から解放される時間が早い点がメリットと言えます。
この30分という時間は、大手消費者金融に肩を並べるハイスピードさです。
1回だけは自分の口座に振り込んでくれる
カードローンを申し込む人の半分以上は、お金をどうしても今日借りたいという人が多いようです。
しかし、多くの銀行系カードローンは他行口座に融資資金を振り込みません。
その銀行に口座を持っている人だけに即日融資ができるケースはあります。
しかし、ローンカードを即日発行できないのに即日振込ができる銀行はあまり多くはありません。
静岡銀行の口座開設が必要
静岡銀行に口座開設が必要な点です。
この口座から約定返済をすることになります。
もちろんセレカと同時にインターネット支店に口座開設申込をすればいいのですが、静岡県の場所も知らないような人も少なくないのにこの銀行に口座を作らせるのはちょっと考えモノです。
静岡銀行に口座を作る必要があります
このようにセレカの返済口座としてインターネット支店を指定することになるため、毎月約定返済のために静岡銀行インターネット支店に入金する必要があります。
この銀行をメインバンクにしてしまうという手もありますが、現在持っている銀行で引落をしているクレジットカードなどの銀行を変えるわけですから結構手間がかかるのです。
メインバンクにするなら問題なし
とはいえ、本当に静岡銀行をメインバンクにすると割り切れば、この欠点は消滅します。
口座変更はネットでできてしまうことも少なくないので、実際にやってみると難しいものではないかもしれません。
セブン銀行のATMならいつでも手数料無料なので使い勝手も万全です。
悪い話ではありません。
ネットバンク感覚で利用できるカードローン
セレカも約定変異額が低く無理なく返済できるといったメリットがありますが、インターネット支店で利用することで使い勝手が向上しています。
静岡銀行なのでATM利用に不便があると思われがちですが、そのあたりも対応がしてあります。
「インターネット支店」の名前に嘘はない
銀行の中にはインターネット支店という名前だけで、WEB上では残高照会程度しかできないケースが少なくありませんが、静岡銀行のインターネット支店は本物です。
振込や割のいい定期預金も完備しており、期待を裏切りません。
外貨預金などの資産運用も可能ですから、銀行窓口がパソコンに出店したようなものです。
デザインカード
インターネット支店のキャッシュカードには、手数料が2,160円必要ですが、自分の撮った写真などをカードデザインにできるサービスを利用できます。
ちなみに口座開設と同時にデザインカードにするなら手数料無料です。
セレカの申込と同時に自分の写真がカードデザインになるのですから、びっくりですよね。
インターネット支店ならではのサービスではないかもしれませんが、ちょっとした大人の遊び心に訴えるサービスではないでしょうか。
セレカの低い約定返済額の功罪
約定返済額が最低2千円と低いのです。
それはメリットではないかと突っ込まれそうですが、約定返済額が低いと返済が進まず支払不能リスクが長期間継続するのです。
利用の際には繰上返済が必須です。
無理のない返済ができる
約定返済額の低さは功罪両面がありますが、静岡銀行に無理なく支払えるという利点は大きいと言われます。
毎月の返済である約定返済は義務なので、これが低ければ無理なく返済できるわけです。
元金が減りにくい
しかし、その反面、約定返済額から利息を引かれた残額が少なくなるため、元金が減りにくくなる欠点があります。
功罪両面を比較すると、元金が減りにくくなる影響が大きく、カードローンを利用したら繰上返済は必須と言っていいでしょう。