性別:男
2005年、公認会計士第二次試験に合格後、大手監査法人にて金融商品取引法監査、会社法監査に従事。
上場企業の監査の他、リファーラル業務、IPO(株式公開)支援、学校法人監査、デューデリジェンス、金融機関監査等を経験。
2013年、経営革新等支援機関認定、税理士登録。
2015年には自身で会計事務所を立ち上げ独立し、スタートアップ企業の支援から連結納税・国際税務まで財務・会計・税務を主軸とした幅広いアドバイザリーサービスを提供。
バンクイックの金利は高い?低い?
カードローンを申込むときに気になるのが金利ですよね。
金利が高い借入れをしてしまうと「いつになっても返済がおわらない!」と後々悩んでしまうことになってしまいかねません。
そこでバンクイックの金利に関して、徹底的に調査をしてみました。
この記事を読み終わったとき、あなたはバンクイックの金利についてすべて分かるようになりますよ。
バンクイックの金利は高いか低いか?
この金利は高いのでしょうか、低いのでしょうか?
銀行系カードローンと消費者金融系と比較してみましょう。
銀行系カードローンと比べると並
・大手銀行系カードローンの金利一覧- りそな銀行プレミアムカードローン 3.5%~12.475%
- みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
- 三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
- オリックス銀行カードローン 3.0%~17.8%
- 新生銀行カードローンレイク 4.5%~18.0%
ご覧のように大手銀行系の金利と比較すると、バンクイックの金利でとくに目をひくのは最低金利の低さです。
多くの銀行系カードローンでも3%から4%台が一般的な中で、1.8%というのは図抜けています。
他にも同じくらい最低金利が低いカードローンも存在していますが、それらの中でもバンクイックに特徴的なのは最高限度額が500万円と低いことです。
つまり、1.8%という水準の金利を、より低い限度額から実現しているのです。これはかなりのポイントです。
一方で、最高金利については標準的だと言えるでしょう。
それでも、銀行系の中で劣っているわけでは決してありませんので、バンクイックの金利設定はかなり評価できるものです。
消費者金融系より圧倒的に低金利
下に示しますように、大手消費者金融系の金利はおおよそ18%が相場になっています。
・大手消費者金融系カードローンの金利一覧
- アコム 4.7%~18.0%
- プロミス 4.5%~17.8%
- SMBCモビット 3.0%~18.0%
- アイフル 4.5%~18.0%
プロミスのみ17.8%ですが、0.02%しか差がありません。
大手消費者金融系と比較すると、最高金利で見ても最低金利で見ても、バンクイックはあきらかに低金利ですね。
銀行系カードローンの面目躍如といったところでしょうか。
消費者金融系は金利を下げるのが難しい
カードローンの金利は限度額(借入額ではない)によって決められます。
詳しくは後述しますが、基本的に限度額が高いほど金利が下がるんです。
しかし、消費者金融系のカードローンには総量規制があります。
基本的に年収の1/3までしか借入れできませんので、高額の借入れがむずかしく、金利を下げるのが困難です。
一方、バンクイックは銀行系ですので消費者金融系よりも高額の借入れがしやすく、その分、金利も下げやすくなっています。
バンクイックの金利はどう決まる?
ただし、バンクイックの金利は変動金利となっています。
変動金利とはその名のとおり、そのときの経済状況や金融情勢などにより、随時変動していく金利システムです。
多くの金融機関と同じく、バンクイックは変動金利を採用しているため、金利は時折変更される可能性があるのです。
最新の金利を知るには、窓口または、バンクイック専用の第二リテールアカウント支店で、確認する必要があります。
2017年6月20日時点では、限度額ごとに金利が以下のように決まっています。
- 10万円以上100万円以下 13.6%~14.6%
- 100万円超200万円以下 10.6%~13.6%
- 200万円超300万円以下 7.6%~10.6%
- 300万円超400万円以下 6.1%~7.6%
- 400万円超500万円以下 1.8%~6.1%
時期が変わっても大きく変動することはないと思いますが、念のため事前に確認しておきましょう。
とはいえ、改定頻度はそう頻繁ではありませんし、急激に変動してしまうことは考えにくいので、「低い金利でも明日には高くなってしまうかも……」などと心配する必要もないでしょう。
消費者金融と比較するとどれくらいお得なのか
たしかに、金利を見ただけでは、利息がどれくらいになるのかは分かりませんよね。
そこで、大手消費者金融で、バンクイックの保証会社でもあるアコムと比較すると、どのくらい利息に差がでるのかシミュレーションしてみました。
シミュレーションは、各社の最高金利で返済期間は2年(24回)としています。
・アコム(金利18%)で借入れした場合
10万円 返済総額:119,465 円
30万円 返済総額:358,423円
60万円 返済総額:716,854円
・バンクイック(金利14.6%)で借入れした場合
10万円 返済総額:115,904円
30万円 返済総額:347,725円
60万円 返済総額:695,464円
ご覧のようにバンクイックの方が明らかに利息を抑えられていますね。
借入額が高額になっていくほど、その差が広がり、60万円の場合ではおよそ2万円の差になります。
金利が低くてスピーディーなバンクイック
金利が小数点以下の数%違うだけでもかなりの利息差になることがあります。
とくに借入額が高額なほど金利差は重要になるんですね。
金利を下げるには限度額を高額にしてもらう必要がありますので、そうした面でも銀行系は消費者金融系よりも優れています。「できるだけ低金利で!」という方に向いていますよ。
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