性別:男
シンクタンク、証券会社のリサーチ部門に在籍し、国内マクロ経済と債権市場のマーケットアナリストとして従事。
1996年に独立、97年にファイナンシャルプランナー資格を取得する。
以後、マネーライターとして、マネー誌や女性誌などに、カードローン、クレジットカードをはじめ、資産運用や投資などの記事を執筆。
じぶんローンをシミュレーションして利息をチェック!
カードローンでお金を借り入れる前には利息をしっかり計算しておくのが必須です。
「返済が終わらない! こんなはずじゃなかった……」
とぼやくことになってしまわないためにも、事前に返済計画を確認しましょう。
今回はじぶん銀行の提供するカードローン、じぶんローンの利息がどれくらいになるのかシミュレーションしてみました。
これからじぶんローンの利用を検討している方は是非、参考にしてくださいね。
じぶんローンの利息に関わる金利はこう決まる
限度額が高くなるほど金利は低く、逆に限度額が低くなるほど金利が高くなっていくんですね。
じぶんローンの場合、限度額に対する金利は以下のようになっています。
じぶんローンの限度額別の金利
限度額 | 金利(年率) |
---|---|
10万円 ~ 50万円 | 17.5% |
60万円 ~ 90万円 | 16.5% |
100万円 ~ 140万円 | 13% |
150万円 ~ 190万円 | 11.5% |
200万円 ~ 250万円 | 9% |
260万円 ~ 290万円 | 8.5% |
300万円 ~ 390万円 | 7% |
400万円 ~ 490万円 | 6% |
500万円 ~ 590万円 | 5% |
600万円 ~ 690万円 | 4.5% |
700万円 ~ 790万円 | 3.5% |
800万円 | 2.4% |
※2016年9月1日時点
じぶんローンは変動金利なので、金利は不定期に変わる可能性があります。
最新の金利は公式サイトをチェックするか、コールセンターに電話して確認しておきましょう。
限度額はスコアリングの採点によって決まる
ところで、カードローンの限度額はどのように決まってくるのでしょうか。
限度額はあなたのスコアリングの点数に左右されます。
スコアリングとは、属性と呼ばれるあなたの個人情報をもとに返済能力を点数化する審査方法です。
このスコアリングで出された点数によって限度額が決定されることになります。
こればかりは一朝一夕に変えられるものではないので、会社の勤続年数や昇給の地道な積み重ねが必要でしょう。
じぶんローンの合計利息をシミュレーションしてみた!
ただ、利息の計算式はどの会社でも、
借入金×年利÷365日×借入日数
になりますので、おおまかな利息は計算することが可能です。
最大金利(17.5%)で返済期間を3年(1095日)と仮定し、この計算式で利息を算出すると以下のようになります。
- ・借入額10万円の場合 52,500円の利息
- ・借入額30万円の場合 157,500円の利息
- ・借入額50万円の場合 262,500円の利息
他社の利息もシミュレーションしてみた
じぶんローンの利息が他社と比較して、どうなのかも気になるところですよね。 そこで他社の利息もシミュレーションしてみました。 条件は同じく、最大金利で返済期間を3年(1095日)と仮定し、「借入金×年利÷365日×借入日数」で計算しています。カードローン名 10万円借りた場合 30万円借りた場合 50万円借りた場合 じぶん銀行 じぶんローン 52,500円 157,500円 262,500円 アコム カードローン 54,000円 162,000円 270,000円 三菱UFJ銀行 バンクイック 43,800円 131,400円 219,000円 三井住友銀行 カードローン 43,500円 130,500円 217,500円
※この計算は条件を統一した上での概算です。実際の金額とは異なる場合があります。
じぶんローンは利息以外の部分にメリットがある
おなじ銀行系と比べるとはっきりいって高めになります。
銀行系の最大金利の相場はおおむね15%前後ですが、じぶんローンの最大金利は17.5%です。
これは消費者金融系なみの水準なんですね。
それでは、じぶんローンを利用するメリットはないのでしょうか?
いいえ。そんなことはありませんよ。
じぶんローンには次のようなメリットがあります。
銀行系の中では審査がやさしい可能性
じぶんローンの保証会社は消費者金融のアコムが担当しています。
銀行系カードローンの場合には、審査を保証会社が担当することになりますので、じぶんローンの審査はアコムがすることになります。
アコムは消費者金融の中でも審査通過率が高いと評判です。
もちろん商品が違うのですから審査基準も別物ですが、じぶんローンは最高金利が高めになっているぶん、他の銀行系と比較したときに基準に余裕がある可能性も十分想定できます。
銀行系なので総量規制がない
じぶんローンは銀行のカードローンですので総量規制を気にする必要がありません。
年収の1/3以上の借入も可能となっています。
限度額が高額になると金利も下げてもらえる可能性が高くなります。
auユーザーなら借換え・おまとめが超お得!
じぶんローンには「au限定割」という、auユーザー限定のコースがあります。
au限定割には、金利が0.1%優遇される「誰でもコース」と、0.5%優遇される「借り換えコース」があります。
とくに借り換えコースは金利が0.5%も引き下げられるため、通常であれば、2.40%~13.0%の金利が1.9%~12.5%になるんですね。
借り換え・おまとめをかなりお得にすることができます。
利息だけでは測れないじぶん銀行カードローンの魅力
むしろ銀行系カードローンとしては高いと言えるでしょう。
そのため、返済時の利息の合計も高めになってしまうんですね。
しかし、審査面や、au限定割があるなどの特約面でのメリットもあります。
とくにauユーザーで「借換え・おまとめをしたい」と検討している方には、金利が非常にお得になりますのでおすすめできますよ。