性別:男
大学卒業後、アフラック生命保険での保険営業を経て、(マンションデベロッパー)にてマンション営業、 マンション営業企画に携わった。
その後、独立系FP事務所を経て、2008年8月より独立し、現在、自社の代表を務めながら文才を活かし金融系ライターとして活躍の幅を広げている。
じぶん銀行カードローンの金利の低さと理由を解説!
2016.06.10
ネット銀行の中でも若手のホープといえるのがじぶん銀行です。
三菱UFJ銀行とKDDIの共同出資で立ち上げられたこの銀行は、2008年末からアコムの保証によるカードローンの提供を始めています。
じぶん銀行カードローンで目を引く点ははなんといってもその金利の低さでしょう。カードローンでお金を借りるならば、金利必ず重視する大切な部分です。
今回は、じぶん銀行カードローンの金利の低さとその理由をご説明します。
業界最低水準の金利の低さ
じぶん銀行カードローンの通常の金利は、2.4%~17.5%です。
この最低値は、カードローンの中でも有数の低さです。
この低金利は、ネット銀行だからこそ実現できる金利といえるでしょう。
じぶん銀行を含めたネット銀行は、一般的な銀行のように店舗を持たないぶんの建物や人件費などのコストを削減することによって、さらにギリギリまで金利を下げることを可能にしています。
確かに、一般的にカードローンの金利は限度額によって段階的に設定されています。2.4%という数字も、限度額が710万円以上の場合のものです。
しかし、じぶん銀行カードローンは、限度額が100万円以下の場合の金利は13.0%~17.5%。
低い限度額帯で見ても、最低水準の低金利になっています。
じぶん銀行カードローンの通常の金利は、以下のようになっています。(2016年6月現在)
この最低値は、カードローンの中でも有数の低さです。
この低金利は、ネット銀行だからこそ実現できる金利といえるでしょう。
じぶん銀行を含めたネット銀行は、一般的な銀行のように店舗を持たないぶんの建物や人件費などのコストを削減することによって、さらにギリギリまで金利を下げることを可能にしています。
限度額が低いときも低金利
金利が低い、という文句を見聞きしたときに「どうせ限度額が最大の時のものだろう」と考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。私もそうです。確かに、一般的にカードローンの金利は限度額によって段階的に設定されています。2.4%という数字も、限度額が710万円以上の場合のものです。
しかし、じぶん銀行カードローンは、限度額が100万円以下の場合の金利は13.0%~17.5%。
低い限度額帯で見ても、最低水準の低金利になっています。
じぶん銀行カードローンの通常の金利は、以下のようになっています。(2016年6月現在)
限度額 | 10万円~ 100万円 |
110万円~ 200万円 |
210万円~ 300万円 |
310万円~ 400万円 |
410万円~ 500万円 |
510万円~ 600万円 |
610万円~ 700万円 |
710万円~ 800万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通常金利 | 13.0%~17.5% | 9.0%~13.0% | 7.0%~9.0% | 6.0%~7.0% | 5.0%~6.0% | 4.5%~5.0% | 3.5%~4.5% | 2.4%~3.5% |
auユーザーには金利を優遇
じぶん銀行カードローンの金利システムのもう一つの大きな特徴は、
auを利用している場合に金利がさらに優遇される「au限定割」がある点です。
これは、2014年から始まった「プレミアムバンク for au」のサービスの一環として行われています。
auブランドを展開しているKDDIが立ち上げ人でありがゆえの、まさにじぶん銀行にしかできないサービスでしょう。
また、申し込みの際にもau IDを使うことで手続きを簡略化することができるのもポイントです。
肝心の金利については、使用用途や限度額を問わずに、基本の金利から一律で0.1%の優遇がされます。
たかが0.1%、されど0.1%。じぶん銀行カードローンの返済は数千円の少額から可能なぶん、とくに細く長く長期的に返済を続けた時の差は大きくなってくるのです。
複数の金融機関から借りているお金を一つにまとめて、分かりやすく、また金利も抑えて返済しやすくするのがおまとめローン。
おまとめ・借り換えのためにauユーザーがじぶん銀行カードローンを利用すると、
金利がなんと一律0.5%も優遇されるのです。
この場合の金利は1.9%~12.5%になります。
0.5%も低くなると、かなりの差が出てきます。
借り換えコースの場合、借入額の下限が100万円であることだけは注意しましょう。
ただでさえ低い水準の金利がさらにここまで下がるのですから、条件を満たしている人には耳寄りの情報です。月々の返済額も、かなり少なく抑えることができるようになる可能性が高いです。
auを利用している場合に金利がさらに優遇される「au限定割」がある点です。
これは、2014年から始まった「プレミアムバンク for au」のサービスの一環として行われています。
auブランドを展開しているKDDIが立ち上げ人でありがゆえの、まさにじぶん銀行にしかできないサービスでしょう。
auを使っているだけで一律に金利が低くなる
このauユーザー限定のサービスは、auのサービスIDさえ持っていれば誰でも受けることができます。また、申し込みの際にもau IDを使うことで手続きを簡略化することができるのもポイントです。
肝心の金利については、使用用途や限度額を問わずに、基本の金利から一律で0.1%の優遇がされます。
たかが0.1%、されど0.1%。じぶん銀行カードローンの返済は数千円の少額から可能なぶん、とくに細く長く長期的に返済を続けた時の差は大きくなってくるのです。
おまとめの場合はぐっと低金利に
さらに、auユーザーであって、おまとめローンを探している人に必見なのが、au限定割の借り換えコースです。複数の金融機関から借りているお金を一つにまとめて、分かりやすく、また金利も抑えて返済しやすくするのがおまとめローン。
おまとめ・借り換えのためにauユーザーがじぶん銀行カードローンを利用すると、
金利がなんと一律0.5%も優遇されるのです。
この場合の金利は1.9%~12.5%になります。
0.5%も低くなると、かなりの差が出てきます。
借り換えコースの場合、借入額の下限が100万円であることだけは注意しましょう。
ただでさえ低い水準の金利がさらにここまで下がるのですから、条件を満たしている人には耳寄りの情報です。月々の返済額も、かなり少なく抑えることができるようになる可能性が高いです。
じぶん銀行カードローンの金利が低い2つの理由
このように、じぶん銀行カードローンは、通常金利の時点で低水準である上に、条件によってさらに低くなる、かなりのギリギリを攻めたカードローンです。
その低金利を実現できた理由についてあらためてまとめてみましょう。
店舗を持たないということは、用地や建物の購入・賃貸の費用はかかりませんし、店舗内で働く銀行員の賃金も減らすことができます。従業員は基本、本社にしかいないのですから。
維持・運営にかかるコストを減らすことができたなら、その分を商品の質の向上にあてることができます。
カードローンの場合、その質はもちろん金利の低さに還元されていきます。
自社のブランドであるauとコラボすることで、双方にとって利益をもたらしているのです。
auブランドは最近電力や保険、そして住宅ローンと多角化してきていますが、この住宅ローンもじぶん銀行によって提供されています。
実に戦略的な取り組みといえるでしょう。
じぶん銀行カードローンの金利が低いのには、このような背景があると考えられます。
決してやみくもに低くしているわけではなく、きちんとした理由と戦略があるのです。
カードローンを利用する私たちにとってみれば、金利が低いに越したことはないのですから、ありがたく使わせてもらいましょう。
じぶん銀行「カードローン」の詳細情報はこちらその低金利を実現できた理由についてあらためてまとめてみましょう。
ネット銀行の強みを生かす
まずひとつには、じぶん銀行がネット銀行であることが挙げられます。店舗を持たないということは、用地や建物の購入・賃貸の費用はかかりませんし、店舗内で働く銀行員の賃金も減らすことができます。従業員は基本、本社にしかいないのですから。
維持・運営にかかるコストを減らすことができたなら、その分を商品の質の向上にあてることができます。
カードローンの場合、その質はもちろん金利の低さに還元されていきます。
auと合わせたキャンペーン戦略
そしてもうひとつの理由が、共同出資者であるKDDIの存在です。自社のブランドであるauとコラボすることで、双方にとって利益をもたらしているのです。
auブランドは最近電力や保険、そして住宅ローンと多角化してきていますが、この住宅ローンもじぶん銀行によって提供されています。
実に戦略的な取り組みといえるでしょう。
じぶん銀行カードローンの金利が低いのには、このような背景があると考えられます。
決してやみくもに低くしているわけではなく、きちんとした理由と戦略があるのです。
カードローンを利用する私たちにとってみれば、金利が低いに越したことはないのですから、ありがたく使わせてもらいましょう。
じぶん銀行に関する記事の人気ランキング
この記事を書いた人
中村祐公認会計士、AFP
こちらも一緒に読まれてます!
みんながアクセスしているキャッシングはこちら