性別:男
大学卒業後、アフラック生命保険での保険営業を経て、(マンションデベロッパー)にてマンション営業、 マンション営業企画に携わった。
その後、独立系FP事務所を経て、2008年8月より独立し、現在、自社の代表を務めながら文才を活かし金融系ライターとして活躍の幅を広げている。
オリコのカードローンクレストの金利を詳しく解説
オリコのカードローンクレストは年会費無料でネットから申し込みが可能な利用のし易いカードローンです。
通常カードローンと聞くとイメージするのはアコムやアイフルなどの消費者金融系と、バンクイックや三井住友銀行カードローンなどの銀行系などが多いと思いますが、このオリコのカードローンクレストは信販系と呼ばれるものになります。
簡単に言えばクレジットカード会社が運営しているカードローンですね。
信販系であるカードローンクレストは消費者金融系や銀行系と金利面で違うところがあるのかを今回は詳しくご紹介していきたいと思います。
オリコカードローンクレストの金利は審査次第!
オリコのカードローンクレストの利率は、“4.5%~18%”という設定になっており、消費者金融系のアイフルと同じような金利設定となっています。
銀行系のバンクイックと比較すると、バンクイックの場合は1.8%~14.6%となっていますので、銀行系カードローンと比較すると金利設定自体は高いように思えますね。
他の信販系カードローンと比較すると、オリックスクラブカードの場合は6.0%~17.8%となっていますので、最低金利の面で信販系の中では比較的低い方であると言えます。
審査で利率がだいぶ変わってくる
通常カードローンの金利というのは設けられた利率幅の中で、限度額によって適用利率が変わってくる形になります。
同じ数値のアイフルで言えば100万円が限度額の場合の適用利率はだいたい15%くらいだと言われています。(審査によって変わります。)
一方でオリコのカードローンクレストの場合、利用可能枠が100万円だとすると適用利率は7.8%~15.0%となっています。
上限金利に関しては15.0%という数字は同じですが、注目すべきなのは最低適用利率の7.8%という部分。
もし仮に100万円あたりの限度額で7.8%の金利が適用された場合、これは適用利率が低い銀行系カードローンをも凌ぐ低さになります。
例えば三井住友銀行カードローンの場合は100万円以上の限度額の場合、利率は10%~12%となりますので、仮に最低の10%が適用されたとしても2.2%の差が生まれることになります。
基本的には高い利率を想定して比較をするのが無難ですが、オリコのカードローンクレストで優遇された数字を受けることができれば、金利面で銀行系カードローンよりもお得に利用することが可能になるのです。
この利率の適用に関してはオリコが行なう審査によって、それぞれの利用者の数字が決まることになります。
どのように決まるかどうかはオリコの審査基準に沿って決まる形になるので、どのようにすれば低い利率で借り入れが行えるのかを言及することは残念ながらできません。
オリコクレストは同時借入で金利が2%低くなる!
同時借入とは?
オリコのカードローンクレストを申し込む際には、同時に借入の申請を行なうことができます。
この申請を申込時に行っておくことで、契約後に指定の口座に対して振込での融資を受けることが可能となっています。
振込は契約後原則5営業日後に行なわれることになります。
同時借入で借りられる最大の金額は30万円までとなっています。
この同時借入を行なうことによって通常の利率から最大で2.0%引き下げる優遇を受けることができるのです。
例えば最大利率の18.0%が適用された場合には、実質16%での借入が行えるようになるということですね。
金利が優遇されるのは最初だけ
オリコのカードローンクレストならではの、同時借入による金利優遇サービスは、一見とてもお得なサービスを行っているように見えますよね。
しかし1つ注意をしておかなくてはいけないのが、利率を2.0%引き下げる優遇を受けられるのは、同時借入で借り入れた金額のみになります。
つまり申し込みをしてから最初の借入額のみ、低い利率で借入を行なうことができるものの、継続して利用をしていく場合には元の金利に戻ってしまうというわけです。
1回目の利用で自分が借りたい金額を賄える場合には、十分お得なサービスであると言うことができますが、もし継続的に利用していきたいと考えている場合には結果的に低い金利で借入を行なうことはできないということを覚えておきましょう。
金利優遇を上手に利用しましょう
しかし限度額による適用利率の幅が広く、オリコからの優遇を受けることができれば大きな恩恵を受けることができるとも言えます。
またオリコのカードローンクレストならではの初回の借入に利用できる2.0%の優遇も上手に使えば低い利率での借入が行えますので、利用の仕方次第では十分有効的であると言えます。
まずは申し込みをして同時借入を行い、審査によって出た適用利率を考えた上で利用を続けるかどうか考えていくというのも良いかもしれませんね!